Q4. 妊娠中に風邪薬を飲んでも大丈夫?

妊娠中は薬の不安も多い
【よくある疑問】
- 風邪薬は妊娠中に飲んでも大丈夫なのでしょうか?
- 喉が痛むときに医薬品ののど飴をよく舐めます。市販のお菓子ののど飴のほうがより安心ということはありますか?
- 母親が風邪を引いたら胎児に影響はありますか?
- インフルエンザのワクチンはOKですか?
【回答】
薬の種類と服用時期に注意しましょう。特に妊娠7週未満(妊娠2カ月まで)は、赤ちゃんに影響する可能性も少し高くなるので、処方はできますが、医師も気を配る時期です。
注意してほしいのが、熱さましや痛み止めの薬です。特に妊娠32週以降に市販のバファリンやイブなどを飲むと赤ちゃんの心臓の血管に影響することがあります。妊娠中に使える解熱鎮痛剤はアセトアミノフェン(商品名:カロナール)という薬です。
いずれにしても、産科で処方されたものであれば、赤ちゃんのことは心配なく服用してもらって大丈夫です。
のど飴は医薬品でも市販のものでも、赤ちゃんに対しては心配ありません。また母親が風邪を引いても、赤ちゃんにはまず影響はありません。
インフルエンザワクチンも影響はありません。妊娠すると抵抗力が下がり、インフルエンザにかかりやすくなる可能性があるので、妊婦には予防接種が推奨されています。なお、それでもインフルエンザにかかってしまった場合は、タミフルなどの抗インフルエンザ薬を早めに処方してもらうようにしましょう。